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2014年の「国民健康・栄養調査」によると、男性の1日当たりの平均歩数は7043歩、女性は6015歩でした。
1997年に比べると約1000歩も減ったそうです。
歩数が減った原因の一つにインターネットの発達があります。
今ではボタン1つで買い物ができますが、かつてはお店まで行き目当てのものを歩いて探して買うのが当然でした。
また、車社会の発達も原因の一つです。
移動はすべて車で、近所に行くのも歩かなくなりました。
今後、健康のために歩く時間や運動量をいかに増やしていくかが重要です。
**運動不足と生活習慣病とミトコンドリアの関係**
運動不足になると生活習慣病が心配になってきます。
運動量が減ると消費エネルギーが減少するため、肥満が起こりやすくなります。
特にポッコリお腹が特徴の内臓脂肪型肥満は、高血糖や高血圧、脂質異常を起こしやすくなります。
身体の運動とミトコンドリアの関係が近年注目されています。
ミトコンドリアは細胞の中にある小さな器官で、酸素を使って糖や脂肪を燃焼させ、活動するためのエネルギーを作り出しています。
いわば、体を動かすためのエンジンの働きをする器官です。
体を動かさなくなると、エネルギーをあまり使わなくなります。
すると、ミトコンドリアが頑張る必要がなくなるため、次第にミトコンドリアの性能が低下していきます。
そのため、糖や脂肪が上手く燃焼されなくなってしまいます。
**体を動かす時間を増やす**
身体活動量を増やす方法として、厚生労働省で提唱しているのが、「+10(プラステン)」です。
2014年の調査では1997年に比べて1日1000歩ほど平均歩数が減少しています。
1000歩は約10分間の歩行に相当します。
そこで、厚生労働省の「健康づくりのための身体活動基準2013・アクティブガイド」では、今より10分間多く体を動かし、運動不足を解消することを勧めています。
「+10」の実践のためには、まず、普段の生活の中で体を動かす機会に「気づく」ことが必要です。
通勤時間やテレビを見る時間などあらゆる場面で体を動かすチャンスがあります。
そのチャンスに気づいたら「始める」ことが大切です。
自分が無理なく実践できるところから始めてみましょう。
国立健康・栄養研究所が、多くの研究から導き出した分析では、+10によって「死亡のリスクを2.8%」「生活習慣病を3.6%」「ガン発症を3.2%」「ロコモ・認知症の発症を8.8%」低下させることが可能であることが示唆されています。
+10の実践例としていくつかあげましたので、参考にしてみて下さい。
・階段をつかう
・別の階のトイレを使う
・昼食は職場から遠い店を利用する
・考え事をするときは、立ったり歩いたりしながら
・買い物は自転車や徒歩で
・床掃除や風呂掃除をする
・テレビを見ながらストレッチ
・洗車をする
※今回の記事は「日本健康マスター検定」公式テキストを参考にしました。
※このブログは診断や治療、医療のアドバイスを提供しているわけではなく、情報のみを提供しています。このブログの情報は医療専門家からのアドバイスに代わるものではありません。
青じそ 爽やかな香りを楽しもう!
β–カロテンが5枚(5g)あたり550ugと豊富で緑黄野菜の中でトップクラス。ビタミンB2やC、E、カルシウムや亜鉛なども多く含まれています。
タコと青じその玉ねぎドレッシング和え
材料/2人分
青じそ・・5枚 ゆでタコ・・100g
A(玉葱のすりおろし・大1 かけぽん/オリーブ油・各小2 / C&C+・1袋)
作り方
①タコは食べやすい大きさに切る。青じそは4等分に切り、水にさらして水気をきる。
②ボールにAを混ぜ合わせ、①を加えてさっと和え、器に盛る。
豚肉とさらし玉葱の青じそ巻き
材料/2人分
青じそ・・10枚 豚ロース薄切り肉・・160g
A(すりおろしにんにく/すりおろし生姜・・各1片 、 醤油・大1 砂糖・小1/2 コンドラーゲンV・1袋)
玉葱スライス・・20g オリーブ油・・大1/2
作り方
①豚肉はAをもみ込み、5分ほどおく。玉葱のスライスは水にさらして水けをきる。
②フライパンにオリーブ油を強めの火で熱し、豚肉の両面をこんがり焼く。
③器に②を盛り、青じそとスライス玉葱を添える。
サケと青じその混ぜ寿司
材料/2人分
青じそ・・10枚 塩ざけ・・1切れ
酢飯(米・1合 こんぶ5cm角・1枚
酢・大2 砂糖・大1/2 塩・小1/3 C&C+・1袋)
スイートコーン・・50g いり白ごま・・大1
作り方
① 米は洗ってざるにあげ、こんぶとともに炊飯釜に入れ、30分ほどおいて炊く。炊き上がったら混ぜ合わせたAをまわし入れ、底から混ぜる。
② ボールに①を入れて広げ、ぬれ布巾をかけておく。
③ 塩サケは魚焼きグリルで焼き、皮と骨を取り除いてほぐす。青じそは千切りにし水にさらす。
④ ②にサケと青じそ1/2量、スイートコーン、ごまを加えて混ぜ合わせる。器に盛り残りの青じそをのせる。
栄養と料理参照
たばこは百害あって一利なしと言われるように、タバコによって受ける様々な健康被害が世界的に問題となっています。
厚生労働省によると喫煙は「循環器疾患」、「ガン」をはじめ、多くの疾患の原因であることが分かっています。
また、喫煙は歯周病の最大の危険因子でもあります。
病気の要因となるのが、タバコの煙に含まれる有害物質です。
毒性のある物質や、発がん性物質をはじめ、約4,000種類もの化学物質が含まれています。
例えば「ニコチン」は脳の神経に強く作用する物質で、強い依存症があり、体内で発がん性のある物質に変わります。
「タール」には約60種類もの発がん性物質が含まれており、肺に染みついて黒くしたり、ごく一部は血液に乗って全身に送られて、様々な部位でガンを誘発します。
しかし、タバコが及ぼす被害に対する国民の認識は低いのが現状です。
**息切れはCOPDの始まり**
COPD(慢性閉塞性肺疾患)とは、肺の病気の一種です。
空気の通り道である軌道が狭くなったり、肺の動きが悪くなったりして呼吸がしにくくなる病気で、長い喫煙習慣によって発症し、患者数は約500万人にのぼると推測されています。
別名「たばこ病」ともいわれ、肺がん以上にタバコと関係の深い病気です。
ながく咳やタン、階段を上った際に起こる息切れなどはCOPDの代表的なサインです。
**受動喫煙**
たばこの問題点は、タバコを吸っていない人でも、喫煙者の吐く煙や、タバコから立ち上がる「副流煙」を吸い続けていると、肺がんや心筋梗塞のリスクが高まります。
しかも、喫煙者の吸う主流煙よりも副流煙の方が濃度が多価物があります。
また、子供の肺は小学校低学年までに成長します。
この間の受動喫煙派は肺に大きな影響を与えます。
**禁煙**
自分を含め、周りの健康被害を防ぐには禁煙が不可欠です。
禁煙を始めるには遅すぎることはありません。
喫煙者はタバコが及ぼす悪影響について認識を深めて、積極的に禁煙に取り組むことが進められます。
実際に、喫煙者はタバコをやめた瞬間から健康改善効果が期待できます。
**禁煙を成功させるコツ**
禁煙はやみくもに取り組んでも長続きしません。
禁煙を成功させるコツには次のようなものがあげられます。
まずは、禁煙開始日を決めるいつから始めるのか、具体的な禁煙開始日を決めます。
そして、なぜ禁煙するのかという明確な目的とともに「禁煙宣言書」を書き、目につきやすいところに張っておきましょう。
禁煙に対する意欲が高まります。
・禁煙後に現れる症状を知る
禁煙開始後2~3日すると吸いたい気持ちがピークに達し、イライラが起こりやすくなります。
これは禁煙に対する離脱症状で、3~5分ほどで治まります。
体がたばこ離れをしていくために必要な経過だと知っておきましょう。
・吸いたい気持ちを紛らわす対処法を見つける
愛煙家は生活の節々でタバコを吸いたくなる場面があります。
朝の一服の代わりに、起きたらすぐに顔を洗う。
車の中で吸いたくなったらガムをかむ。
などなど、すぐにできる行為がお勧めです。
・“一本だけ”の誘惑に負けない
吸いたい気持ちはふとした瞬間に起こることがあります。
「1本だけ」と思って吸っても、それをきっかけに喫煙者に戻ってしまうことも少なくありません。
それまでの自分を思い出し、誘惑に負けないよう心がけましょう。
禁煙についていろいろと述べましたが、なかなか上手くいかない人は早めに禁煙外来を利用しましょう。
※今回の記事は「日本健康マスター検定」公式テキストを参考にしました。
※このブログは診断や治療、医療のアドバイスを提供しているわけではなく、情報のみを提供しています。このブログの情報は医療専門家からのアドバイスに代わるものではありません。
野菜と並んで健康維持に必要な食材として重視されているのが果物です。
果物には「食物繊維」、「カリウム」という現代人が不足している栄養素が
多く含まれています。
果物なら生で食べられるため、調理による損失量が多いカリウムでも、
無駄なく摂ることができます。
また、果物にはペクチンという水溶性の食物繊維とともにセルロースなどの
不溶性食物繊維も含まれています。
どちらのタイプの食物繊維をとることも可能なのが大きな利点です。
ここで、不溶性食物繊維、不溶性食物繊維の説明をしておきます。
・不溶性食物繊維
不溶性食物繊維とは、水に溶けない食物繊維です。
水分を吸収して数倍から数十倍に膨らみ、腸壁を刺激して腸のぜん動運動を高めます。
肥満や便秘解消、腸の病気の予防に役立ちます。
・水溶性食物繊維
水溶性食物繊維とは、水に溶ける食物繊維で、腸内の水分を抱え込んで
ヌルヌルとしたゲル状の成分となり、有害成分を吸着して排泄させます。
余分な栄養を吸着して吸収を妨害するため、糖尿病や動脈硬化、高血圧を予防します。
**ビタミンが豊富**
果物はカロテンや、ビタミンB群、C、Eなどが多く含まれています。
ビタミンCやB群などの水溶性ビタミンはカリウムと同様にゆでたり、水にさらしたりすると
失われやすいので、果物が良い供給源になります。
さらにビタミンCには鉄分を吸収する働きがあるため、貧血予防に役立ちます。
**果物の食べすぎに注意**
健康のために積極的に取り入れたい果物ですが、いくらでも食べてよいわけではありません。
やはりバランスが大切です。
果物は大部分が水分で、菓子類などに比べると脂質がほとんど含まれていないため、
エネルギー量自体はそれほど高くありません。
しかし、糖質の一種である果糖が多く含まれます。
果糖のとりすぎは血液中の中性脂肪の上昇を招きます。
また、果糖は比較的、血糖値を上げにくい食材ではありますが、それでも
極端にとり過ぎると、高血糖を招く恐れがあります。適量の範囲で食べるようにしましょう。
1日当たりの果物の摂取量の目安は200gです。
リンゴなら1個、ミカンなら2個ほどです。
とりにくい人は、サプリメントを代用するのもいいかもしれません。
**ガン予防の効果**
果物の健康効果でもう一つ注目されているのが、ガン予防の効果です。
果物や野菜に含まれるカロテンやビタミンCには、発がん物質が体内で作られるのを
抑える働きがあるといわれています。
ガン予防の観点からみると、野菜は350g以上、野菜と果物合わせて1日400gを
目標にすることが進められています。
野菜を小鉢で5皿分、果物を小鉢で1皿分とるとちょうどよい量になります。
参考にしてください。
※今回の記事は「日本健康マスター検定」公式テキストを参考にしました。
※このブログは診断や治療、医療のアドバイスを提供しているわけではなく、情報のみを提供しています。このブログの情報は医療専門家からのアドバイスに代わるものではありません。
厚生労働省では、健康を維持するために必要な野菜の摂取量を
1日当たり350gとしています。
野菜は、ビタミン、ミネラル、食物繊維の重要な供給源です。
人参やかぼちゃなどの「緑黄色野菜」はカロテンが豊富で、体内でビタミンAに変わり、
皮膚や粘膜の保護、目の明るさを感じる機能などに関わっています。
また、ビタミンCやビタミンB2,カルシウム、鉄、カリウムなども多く含まれています。
一方、玉ねぎや白菜などの「淡色野菜」は、特にビタミンCが多く、
糖質をエネルギーに変えるビタミンB1や、緑黄色野菜と同様にビタミンB2,カルシウム、
カリウムなども豊富です。
野菜を十分に食べることは、こうした栄養素をバランスよく摂ることにつながり、
健康に長生きするために非常に有用です。
しかし、2014年の「国民健康・栄養調査」によると、1日の野菜摂取量は
男性で328.1g、女性で316.6gで目標に届いていません。
野菜が体に良いのがわかっていても、なかなか十分に摂れていないのが現状です。
**野菜を無理なくたくさん摂るコツ**
・加熱してカサを減らす
ビタミンCをはじめ、加熱調理で失われやすい栄養素は生野菜サラダにして食べるのがいちばんです。
ただ、野菜はカサがあるためそれだけで350gとるのは厳しく、飽きてしまいがちです。
できたら、蒸したり、ゆでたり、炒めたりして「温野菜」として食事に取り入れましょう。
・料理の具に混ぜて使う
野菜炒めなど野菜がメインの料理を意識してとるのもいいですが、汁物やスープの
具材に使ったり、細かく刻んでご飯と混ぜて炊き込みご飯にするなどもおススメです。
簡単に摂取量をアップできます。
・外食では野菜の小鉢を追加する
お店で食べるときやコンビニ食にするときは、野菜の小鉢を追加しましょう。
特に、丼物や麺類を単品で食べることが多い人は、意識して小鉢を足したり、
定食を選びましょう。
また、どうしても不足してしまう人はサプリメントでおぎなうのも良いかと思います。
**食物繊維は高血圧、食べすぎの予防**
野菜に豊富な食物繊維は、食後の高血糖を防いだり、食べすぎ予防に役立ちます。
また、これらの効果は野菜を最初に食べたほうが高まるという研究報告もあります。
しかし、食べる順番よりも野菜の摂取不足の方が問題は深刻です。
まずは十分な量の野菜を食べることを心がけましょう。
※今回の記事は「日本健康マスター検定」公式テキストを参考にしました。
※このブログは診断や治療、医療のアドバイスを提供しているわけではなく、情報のみを提供しています。このブログの情報は医療専門家からのアドバイスに代わるものではありません。
厚生労働省はこれまで、日本人の食事について、
エネルギーと食塩の摂りすぎ、カルシウム不足などを伝えていましたが、
最近では「食物繊維」と「カリウム」も摂取不足であると指摘しています。
「食物繊維」「カリウム」が不足すると、高血圧や糖尿病、心筋梗塞といった
生活習慣病の要因となりますので、毎日の食生活で不足しないように
心がけましょう。
**食物繊維は肥満、糖尿病、心筋梗塞を防ぐ**
食物繊維は人間の消化酵素では消化されない成分です。
水に溶ける「水溶性食物繊維」と水に溶けない「不溶性食物繊維」があります。
前者は海藻類やキノコ、果物などに豊富で、後者は野菜やいも類、穀類、豆類に
多く含まれています。
五大栄養素ではありませんが、生活習慣病に役立つ様々な働きが注目されています。
**食物繊維の主な働き**
糖の吸収を穏やかにして、食後の血糖値の急上昇を抑えるため、糖尿病の予防効果が期待できます。
さらに、便のカサを増やすことで排便を促します。
また、食物繊維の豊富な食品は、硬いものが多く、自然と噛む回数が増えます。
そのため、食べすぎを防ぎ肥満を予防します。
その他、小腸でコレステロールの吸収を抑える働きがあり、血中脂質のバランスを整えて
動脈硬化を防ぎます。
大腸まで届いて腸内細菌のエサとなり、腸内環境を整えて、便秘改善に役立ちます。
**食物繊維の摂取を増やすコツ**
まずは積極的に野菜をとることです。そして、主食を工夫してみましょう。
食物繊維は玄米や精製度の低い穀類に豊富です。
主食をこれらに替えるだけでも手軽に摂取量を増やせます。
ただ、玄米は消化されにくい傾向があるので、高齢の場合は
白米に少し混ぜたり、胚芽米にするとよいでしょう。
**カリウムの主な働き**
ミネラルの1つである「ナトリウム」と作用し合い、細胞内液の浸透圧を一定に保ちます。
ナトリウムは主に食塩の形で摂取され、とりすぎると高血圧を招きますが、
カリウムには、体内の余分なナトリウムの排出を促す働きがあります。
日本人は食塩の摂取量が多いのでカリウムをしっかりとることで、
高血圧予防に役立ちます。
**カリウムの摂取を増やすコツ**
カリウムは水溶性なので、食材の調理に工夫が必要です。
冷凍や電子レンジによる加熱などは、量・質ともに変わりませんが、
「下ゆでして、水にさらし、絞る」という調理法だと損失量が多くなります。
野菜から効率よくとるなら、生野菜サラダにしたり、塩分控えめのスープにして
溶け込んだカリウムを丸ごと食べましょう。
果物は生のまま食べられるので、カリウムの摂取源としておススメです。
ただ、糖質も多いので、食べすぎには注意しましょう。
また、穀物は、主に胚芽部分にカリウムが含まれています。
主食に玄米を使えばカリウムも食物繊維もとれて一石二鳥です。
ただし、腎臓病がある人は重症度によってカリウムを尿に排泄することが難しく、
カリウムの摂取を制限する必要があります。
※今回の記事は「日本健康マスター検定」公式テキストを参考にしました。
※このブログは診断や治療、医療のアドバイスを提供しているわけではなく、情報のみを提供しています。このブログの情報は医療専門家からのアドバイスに代わるものではありません。
かつて日本は、欧米に比べて心筋梗塞による死亡率が非常に低く、
世界から注目されていました。
2013年には和食がユネスコ無形文化遺産に登録されました。
ヘルシーフードとして、その健康効果が脚光を浴びています。
しかし、現在の日本では食生活の欧米化が進み、心筋梗塞の発症が増加しています。
長く健康でいるために、いま一度、日本の伝統的な和食がどんなものか振り返り、
普段の食事に取り入れましょう。
**塩分に注意しながら取り入れましょう**
健康的な和食ですが、1つ注意したいことがあります。
それは塩分です。
和食は味付けのベースに食塩を使う傾向があり、高血圧のリスクを高めます。
塩分は控えたうえで、以下のポイントを実践しましょう。
・肉より魚をメインにする
肉には「飽和脂肪酸」が、魚には「n-3系多価不飽和脂肪酸」が豊富に含まれています。
飽和脂肪酸をとり過ぎると、血中のLDL(悪玉)コレステロールを増やし、
動脈硬化を促します。
一方、n-3系多価不飽和脂肪酸には血中脂質を減らしたり、血圧を下げ、
動脈硬化を防ぐ働きが期待されます。
特に、サンマやイワシといった青魚には「EPA」「DHA」といったn-3系多価不飽和脂肪酸が含まれています。
日本は昔から魚を多く食べていましたので、これが心筋梗塞などの心疾患を予防していたのではないかと
考えられます。
意識して、メイン料理は肉より魚を選びましょう。
・食物繊維をしっかりとる
和食では野菜やキノコ、海藻など、食物繊維が豊富な食材が料理によく使われます。
食物繊維は小腸で、コレステロールの吸収を抑えたり、血糖値の上がり方を穏やかにしたり、
腸を刺激して便秘解消に役立つなど、さまざまな健康効果が期待できます。
加熱調理しても崩れにくいため、量をたくさんとるには、蒸す、煮る、炒める等の調理法を取り入れ、
カサを減らすと良いでしょう。
・大豆製品を積極的に食べる
豆腐や納豆などの大豆製品は、日本の食卓によく並ぶ食材です。
大豆には食物繊維が多いうえに、イソフラボンという成分が、女性ホルモンのエスロゲンと
同様の働きをして、更年期障害に伴う症状を軽減したり、動脈硬化を防ぐ効果が期待できます。
※今回の記事は「日本健康マスター検定」公式テキストを参考にしました。
※このブログは診断や治療、医療のアドバイスを提供しているわけではなく、情報のみを提供しています。このブログの情報は医療専門家からのアドバイスに代わるものではありません。
地中海沿岸の国々の人たちは、大腸がんや乳がんの発症率が少ない事実があります。
その大きな理由の一つにオリーブオイルを使った料理を毎日食べていることが挙げられます。
★ガーリックオイル
何にでもかけたい香ばしさ。和食にも良く合います。オレイン酸の働きで
腸を刺激するオリーブ油は料理に欠かせない油。オリゴ糖の豊富なにんにく
で香ばしいガーリック油を作り置きしておけば料理の幅も広がります。
材料/2人分
にんにく(みじん切り)・・5片 オリーブ油・・1カップ
作り方
- オリーブ油大3でにんにくをきつね色になるまで炒め、残りのオリーブ油に加える。
ガーリックオイルのアレンジレシピ
⚪ カツオのマリネ
7mmくらいの厚さに切ったカツオに塩、あらびき胡椒、醤油をまぶし、ガーリックオイルとなじませて、ベビーオイルの上にのせる。
カリッとしたにんにくが効いて洋風叩き感覚で味わえる1品。
⚪︎ ボンゴレパスタ
①あさりと白ワイン、ガーリックオイル大さじ1を合わせて鍋で蒸す。
②あさりの口が開いたらゆで汁とスパゲティ、ガーリックオイル大さじ1を加えてからめる。
★アボガドと生ハムのサラダ
オリーブ油だけでなく、森のバターと呼ばれるアボガドの脂肪にも、オレイン酸がたっぷり。
レモン汁はアボガドの変色を防ぐとともにさっぱりと爽やか仕上げてくれます。
材料/
アボガド(薄切り)・・1/個 生ハム(食べやすくちぎる)・・4枚
レモン汁・粗挽き胡椒・オリーブ油・・・各適宜
作り方
①アボガド、生ハムを盛り合わせ、レモン汁をかけ、塩、粗挽き胡椒をふって、オリーブ油をかける。
★トマトジュース(オリーブオイル風味)
トマトジュースや野菜ジュースにオリーブ油を落とすだけで、コクが全然違いますし、飲みやすくなります。
材料/
トマトジュース・・150ml オリーブ油・・小1
作り方/
トマトジュースを注ぎ、オリーブ油を加えて飲む。
★パプリカのオイル漬け
色鮮やかで食欲も増すパプリカ。食物繊維、カロテン、ビタミンCなど栄養素も豊富です。
パプリカに含まれるカロテンは、油と一緒に摂ることで吸収が良くなります。
材料/
パプリカ(赤・黄をグリルし食べやすく切る)・・各1個、塩・・ひとつまみ
粗挽き胡椒・・少々、オリーブ油・・大2
作り方/
- パプリカに塩、胡椒をふってしばらく置いた後、オリーブ油をかけてなじませる。
Dr.クロワッサン参照
健康のためにはバランスの良い食事をとることが大切です。
「バランス」を整えるうえで大切なのが5つの栄養素です。
・糖質(炭水化物)
糖質の一種であるブドウ糖は、脳にとって重要なエネルギー源です。
消化、吸収が良く、即効性があります。
「炭水化物」は糖質と食物繊維を合わせたもので、主食に多く含まれます。
・脂質
エネルギー源であり、体の細胞膜や神経組織、ホルモンの材料になります。
・タンパク質
アミノ酸で出来ており、筋肉や内臓、髪の毛など、体を作るものになります。
・ビタミン
体の調子を整えます。
水に溶ける水溶性ビタミンと、油脂に溶ける脂溶性ビタミンがあります。
水溶性ビタミンが9種類、脂溶性ビタミンが4種類
計13種類です。
・ミネラル
体の調子を整えたり、骨や血液のもとになります。
この5大栄養素のうち、特に重要な糖質、脂質、タンパク質は「三大栄養素」
と呼ばれています。
「日本人の食事摂取基準2015年版」では、
1日の摂取エネルギー量の50~65%を炭水化物で、
20~30%を脂質で、13~20%をタンパク質でとることが勧められています。
**食材や料理の組み合わせを意識する**
バランスの良い食事をとるには、一汁ニ采で献立を作るのが基本ですが、
さらに栄養バランスを整える方法があります。
少しの心がけで出来る事なので是非実践してみましょう。
・タンパク質は主菜1品からとる
肉や魚、卵、大豆製品などに豊富なタンパク質ですが、比較的エネルギーが高めです。
これらの食材を使うのは主菜1品のみとし、副菜や汁物からはとらないようにしましょう。
外食やコンビニ食を利用するときも意識してメニューを選んでみてください。
・油を使う料理は1食につき1品まで
油は1gで約9kcalと高エネルギーです。
揚げ物や炒め物など、油を使った料理は、出来るだけ1食につき1品にしましょう。
このほか、ビタミン、ミネラル、食物繊維の供給源となる野菜は、1日350g、
また、イモ類は100gを目標にとるようにしましょう。
※今回の記事は「日本健康マスター検定」公式テキストを参考にしました。
※このブログは診断や治療、医療のアドバイスを提供しているわけではなく、情報のみを提供しています。このブログの情報は医療専門家からのアドバイスに代わるものではありません。
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